blender モデリング テクスチャ作成編 ー私の場合ー
先日まで色々使い方の説明みたいなのをしてきまして、というわけで、今日は私がどんな感じにテクスチャ作ったかみたいな小話みたいなのをやろうと思います。(*´▽`*)
テクスチャ作成 ー私の場合ー
前提条件として、テクスチャのUV展開は完了しているとします。(ところどころおかしくてちょっと作り直したのは内緒)
流れ
1. UV展開したテクスチャに対してUV画像エディタより下地を塗る。
2. 画像に対して影色を塗る。
3. なんかいまいちシャンとしてない気がする。
4. ベイクを使った影を上乗せしてみようと思い立つ。
5. 困る。(外部エディタを使いました)
6. とりあえずできた。(*´▽`*)
って感じですね。
1. UV展開したテクスチャに対してUV画像エディタより下地を塗る
2. 画像に対して影色を塗る
1.2.での操作に関しては、おそらく以前のこの二つの記事辺りが参考になるかと思われるです。(手抜きか!)
deep-or-near-sea.hateblo.jp
ちなみに、上の記事でも書きましたが、下地を塗る際、オブジェクトが異なるためテクスチャの範囲の判別がしずらかったので texture atlas にて一時オブジェクトにまとめて塗りました。
外部エディタ(色んなペイントソフト 無料だとgimp とか 有料だとクリスタとか)を使うことも可能なようでしたが、blenderのエディタだと描いたものが即オブジェクトに反映されるので、(ゆがみが激しくなっていた)私の環境では、blenderのUV画像エディタでやっていました。
影に関しては、影色を塗り、その後スムージングをかけるというような感じでした。
3. なんかいまいちシャンとしてない気がする。
1と2の工程を経て出来上がったのがこれです。
それなりに形にはなりました。しかし、なんか…こうのっぺりしてるというか……。
あと、ソックスなんか本当に平らで、このままではちょっとまずいかなってなりました。(あと単純に影塗るの疲れた)
この辺で色々調べるうちにベースをベイクで塗るとかいう手法も知り、
どうして下地を手塗りしたんですか?
という心の声が聞こえました。
しかし、ここまでやった以上なんか最初に戻るのは嫌だった。(髪の毛はめっちゃ頑張って塗ってたのもあった)。
どうにかせんといかんとです!となり影をベイクでつけよう!となったのです。
ある意味、私的には今日本番なのがここからなのです。(≧◇≦)
4. ベイクを使った影を上乗せしてみようと思い立つ
手順
4.1. マテリアルなしのモデルを用意する
4.2 ライトを用意する
4.3 ベイクする
4.4 テクスチャと合成!
こんな感じです。ちなみに最後の4.4の作業は画像編集ソフト(クリスタや無料だとgimp)が必要です。
というわけで行きます。
4.1 マテリアルなしのモデルを用意する
この段階で完成しているモデルからマテリアルを取っ払います。一度バックアップとして.blendのファイルをコピーしておきましょう。
画面上部の ファイル から コピーを保存 などでいいと思います。(今回だけでなく定期 的にやっておくと妙なことになったときに戻せるのでお勧めです。)
私は日付+back とローマ字で作業内容みたいな名前でバックアップをいっぱい作りましたが最終的によくわからなくなったのでちゃんとわかるようにつけておきましょう(T_T)
画像の ー のところを押すと消せます。全オブジェクトで消しましょう。
3Dビューのシェーディング設定でマテリアルを選択します。
恐らくこんな感じになると思います。(ライトをすべて削除していた場合、真黒かも?)
4.2 ライトを用意する
モデルの準備ができましたら、影を落とすためのライトを用意します。
ポイントライトを並べていきます。
とりあえず上に一個(最初からある方は G で元のライトを移動。 ない方はShift + A などでポイントライトをおきましょう)
最初の一個を選択肢て Shift + D で複製してモデルを囲むようにモデルの
に並べます。
前から見ると、それっぽい感じの影がついてるのがわかります。
なお、今気づいたですが、これ足のパーツマテリアルついたままですね。
マテリアルは全部消しておきましょう!
消しておかないと影に色がついてしまいます。
(例の如く作業中はSS取る余裕がなかったため後日再現したものをブログの写真に使ってます)
4.3 ベイクする
先日のベイクの記事を参考に。
なお、このあと元のテクスチャと重ねますので、余白を0にしておきます。
ベイクします。
恐らくこんな感じのが出来上がりますので、画像を保存します。
4.4 テクスチャと合成!
ここからは画像編集ソフトでの作業になります。
今回は、gimpでやってみます。(ない場合はgimpで検索してダウンロードしてインストールしてみてください)
こちらは無料の画像編集ソフトですがあると便利だと思います。なお私のgimpはバージョンはちょっと古いので、少しデザインが違うかもしれません。
あらかじめ下地を(私の場合ちょっと影も)塗っておいたテクスチャを用意します。
gimpを開き、画像ファイルをドロップ(マウスカーソルで持っていって離す)します。
こんな感じで開けると思うです。
次に先ほど作った影の画像をレイヤーに追加します。下のここにドロップのとこに置けばいいはずです。
なお、この時影の画像が上になるように配置してください。
で最後に! 影のレイヤーをクリックして選択した後、上の赤い四角(この赤い四角はあとから私が書いたやつなので本当はありません)のとこをクリックすると出てくるのから焼きこみを選択してください。
なんかちょっと影がついた感じになったと思います。
微調整します。
今さっきの赤い四角の下にある不透明度のゲージを動かすと影の具合を調整できます。
それでも黒すぎるってところは、消しゴムツールなどを利用して消してしまうとちょうどよくなります。
左側のところにあるピンク色の奴が消しゴムツールです。これも不透明度を調整すると、薄く消せるのでその状態で影のレイヤーを消していきましょう。
最後に保存ですが、ファイル の エクスポート からpng形式などで出力しましょう。名前を付けて保存ですとgimp用の編集ファイル.xcfだったかな?で保存されるのでだめです。画像用のpngにしましょう。
ってわけで大体完成です。
あとはテクスチャとしてわりあてるとーーーー!!!
こんな感じです。足元とか影がついた気がします。
で、また今思いだしましたが、私はこの作業をやった後に瞳のテクスチャとかほほのピンクをうっすらと、とかやったので、たぶん影補正以上にそっちの補正がこの画像にはかかってますね。
というわけで、こんな感じでした。(思ったより長くなった)
私は、ここまでやったらvrchatに放り込みました。というわけで、明日はVRチャットへのモデルの持ち込み方を触りたいと思います。
ってわけで(≧◇≦)/
続く!
補足
ちなみに、下地の画像にする場合は今回の方法で、マテリアルで白くせず、欲しい色のマテリアルを当てるなどすればよいのだと思います。ライトの設定とかもあると思うですが、きちんと下地をこれで作ると色々楽そうですね。どうして私はそうしなかったんでしょうね(≧◇≦)